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スポーツマンシップとは?②
前回のブログでご紹介した「自由を規律」を再読しました。

本の中に登場するジョージというイギリス人によると、

「人間は全て先天的に駿馬か駄馬かに決まっている。その相違がはっきり示されるのは勝負事に負けた時の態度である。駿馬は負けても顎を落とさない。悪びれた様子も見せない・・・」

これをスポーツの世界では一般的に「Good Loser」と言います。
ちなみにこうした態度は後天的につけることができます。但し幼少期に限る。

今日は負けてしまったボクサーの内藤選手は「Good Looser」であった。負けても勝った時と同じように観客に御礼を言い、中央のリングで喜びを爆発させる亀田選手に自ら歩み寄り健闘を讃えた。

亀田選手のインタビューで内藤選手への労いを期待したが、さすがにそこまでうまくいきませんな。でも亀田選手はそろそろ気付き始めていますね。本物のスポーツマンになる可能性を感じます(スポーツマンの定義は前回のブログの広瀬氏の講演を聞いてみてください)

一方、先日のナビスコカップで負けて準優勝となった川崎Fの選手達の悪態「Good Looser」とは言えない。

ではなぜ「Good Loser」であるべきか?

いい試合をするには、いい相手が必要。試合は自分だけでは成立しない。相手がいて初めて試合が成立する。だから勝敗に関係なく対戦相手には敬意を払う。これはルールに対しても、審判に対してもそう。ゲームが何によって誰によって成立しているかを理解しない選手はスポーツマンとは言えない。

このあたりに「1点差でも最後に必ず勝つチームと負けてしまうチーム」の違いがあると思います。今日はこのへんで。
by katsuhiro-motono | 2009-11-30 00:09
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